ストレスの仕組みを知ろう!|みやざき整骨院
2021/10/25
今月のマメ知識です
ストレスを知って上手に付き合いましょう
ストレスという言葉は日常的に使うようになりましたが、もともとは物理学用語で、「物体の歪み」を意味します。
ゴムボールを指で押すと歪みますね。この外から圧力を受け、歪んだ状態をストレスといいます。
皆さんの中でストレスと聞くと悪いイメージがありますが、良いストレスも当然あります。
勉強・仕事・家事・育児などが良いストレス=モチベーションとなれば、人は適度な緊張感と集中力をもって、普段以上の力を発揮する事が出来ます。逆に、悪いストレス=プレッシャーになってしまうとイライラを感じたり、体調の変化や病気を引き起こしてしまう可能性が出てきます。
悪いストレスには物理的、化学的、心理社会的の3つに大きく分かれます。
〇物理的ストレス
厳しい高温や低温 、激しい騒音や振動など
〇化学的ストレス
薬物、空気中の有害物質など
〇心理社会的ストレス
対人関係、仕事・家庭上の問題など
様々なストレスの中で、心理社会的ストレスが最も複雑で重要になってきます。
人間は、自分を守るために常に健康を維持しようとしていますが、心や体に過度なストレスがかかると、自律神経や血管・血液・ホルモンなど様々な負担をかけてしまい、体調不良から病気になる可能性が高くなってしまいます。
心理社会的からくる悪いストレスを発散するには、「運動」「休養」「睡眠」「食事」「会話」「笑顔」「涙」などが効果的です。自分の時間を1日~1週間の中で最低でも30分~1時間は取れると良いですね。これを持続していくと、ストレスに耐える力も向上していきます。また、一人ではなく家族や友人と気持ちを共有する事も大切だと思います。
ストレスは目に見えず形を表しづらい物なので、対処法に悩む方も多いと感じますが、日常生活には良くも悪くもストレスがなくなる事はないと思います。出来るだけ悪いストレスを蓄積しないように気を付けて、自分に合った発散方法を行い、良いストレスに変換して楽しい!と思える時間を大切にしましょう。