汗をかくって大切です。|みやざき整骨院
2024/05/20
汗をかいて体の循環をしよう
さわやかな春の陽気はあっという間に終わり、暑さとジメジメの季節が早くもやってきました。こういう時にかく汗はベタベタしてかきたくないものですね。冷房やデオドラントスプレーなどで汗をかかないようにしますが、繰り返し行ってしまうと汗をかきにくい体質になってしまいます。見た目は良いかもしれませんが、体の健康面ではあまり良くない状態でして、体調不良をおこしたり熱中症になりやすくなったりと、様々な症状を引き起こす要因となります。
人は汗をかく事で全身から熱を放出して体温調節をしています。ただ精神的ストレスを受けている状況の汗は、ベトベトしているので健康にはなりません。運動などをした時のサラッとしている汗は体にとても良い影響を与えます。
老廃物排出
汗は体内の不要な老廃物や、毒素を排出する効果があります。エクリン腺からの汗や皮脂腺から少量出る汗とともに、毒素が流れ出ると言われています。食事などでとった化学物質などは、汗と一緒にしか出せないものもあるため、体外への毒出しの効果は有効的です。
むくみ解消
汗をかくことで血流がよくなり、腎臓の働きが活性化します。腎臓は体から余分な水分を排出する役割があるため、汗や尿がきちんと出ていき体に水分をため込みにくくなります。むくみが取れるだけでなく、血流が上がることで代謝もよくなりダイエットにも有効的です。
美肌効果
汗をかくと皮脂の分泌も盛んになり、肌の表面が潤います。運動後はお肌がつるつるになりますよね。皮脂膜は肌の表面をおおっているもので、汗は自前の化粧水、皮脂は乳液のような役割をします。汗をかくことで肌表面の水分の蒸発を防ぎ、乾燥による小ジワなども予防してくれます。
たかが汗と言ってもあなどれませんね。体の中の循環が正常に働けば、内臓に過度な負担を与えない→血液が流れやすい→栄養が隅々まで行き届く→体調を崩しにくくなる。などの機能低下を防ぎますし、湿気が多いこの時期は汗が出ずらく熱が体の中にこもり熱中症のリスクも向上しますが、普段から汗をかいている人は体温調節に優れているので、熱中症にかかりにくいです。
毎日は難しいと思いますが、週1程度の運動で体の中の水分を入れ替えるだけでも、疲れ方に大きな変化が生まれますよ。またお風呂やサウナでも構わないです。正しく汗をかく時間を作り、これから来る本格的な暑さや湿度に負けない体づくりをしましょう。