熱中症になりにくい体作りをしよう|みやざき整骨院
2024/07/23
熱中症になりにくい体つくりをしよう
夏がいよいよ本格化して酷暑の毎日が続いています。こう暑いとだるさや疲労感が抜けず、どうしても涼しい部屋で過ごしてしまいますね。高い気温の中での活動は危険ですが、ずっと涼しい所にいて冷たい飲み物などで過ごす生活も、決して健康的ではありません。対策としてはある程度の暑さに体を慣らして、体調不良(熱中症・脱水症など)になりにくい体になる事も必要だと思います。それを暑熱順化(しょねつじゅんか)と言います。
やや熱い環境(25℃前後)の中で、自分の体力に合わせた軽運動を30分ほど続け、それを約2週間継続すると体が暑さに慣れて順応してくれます。
暑さに慣れてくると。。。
- 発汗量の増加
熱中症は体温の上昇によって起こりますが、汗をかきやすくなることで皮膚の気化熱が多く発生して、体温の上昇を抑える効果が得られます。
- 汗に含まれる塩分濃度の低下
塩分濃度が低下しまうと、けいれんや意識障害などの症状が出やすくなってしまいます。暑さに耐性が付くと塩分濃度の排出低下を30%~40%まで抑えることが出来、熱中症リスクの低下に繋がります。
- 皮膚血管の拡張や循環血液量の増加
体が暑熱順化していくと、皮膚血管などの毛細血管の拡張機能が上がります。血管が広がれば血液はより多く循環し、放熱がしやすくなります。運動機能も向上し、一石二鳥ですね。
体力に自信がない方は、まず毎日湯船に浸かりましょう。40℃程度の湯船で10分~15分が目安になります。もちろんサウナでもかまいません。暑さによって熱を放出する練習をして、体に覚えさせることが重要だと思います。
毎年異常気象だと言われ自宅で回避する事も大切ですが、少しでも暑さに慣れて、体力の向上を意識する事も同じように大切だと思います。無理なく自分のペースで行い、夏を元気に乗り越えましょう。