冬季限定のうつ病って知ってますか?|みやざき整骨院
2022/10/29
今月のマメ知識です
冬季限定のうつ病って知ってますか?
女性に多い「冬季うつ」
秋から冬にかけて寝たのに眠いという症状が現れたら、冬季うつかもしれません。朝の気温は、ひと桁の日も増えてきて日中との寒暖差は体に堪え、季節の変わり目に不調を感じる人は多いかと思います。その中でも、日常生活に支障が出てしまう症状の方は「冬季うつ」の可能性があります。
共通する症状は
〇気分が落ち込む。
〇物事を楽しむ事が出来ない。
その他にも食欲不振や不眠などがうつの特徴になりますが、冬季うつの場合は
*食欲が止まらない。
*いくらでも寝られる。
などが現れます。こうした症状は冬に多く出て、春ごろには自然と良くなります。寒さと日に当たらない時間が多いと体が『冬眠』しようと準備を始めてしまうらしいです。驚きですね!出来ればのんびり冬眠したい所ですが、人間はそうもいきません。
冬に出やすい大きな理由は、1日の日照量が減少すると、脳内のセロトニンと言う気分を安定させる神経伝達物質の機能が低下し、体内時計が乱れ体調を崩してしまいます。どちらかと言えば女性に多いそうです。
予防としては、体内時計を正常に戻すために
◎1日の中で太陽の光を浴びる時間を作りましょう。約30分程度浴びれると良いです。
◎夜ふかしをしないで、体内時計のリズムを一定になるよう心がけましょう。
◎感動体験・涙を流すなどは、セロトニンの分泌を更に向上させます。
食事では、セロトニンの合成に必要なトリプトファンと言うアミノ酸やビタミンB6・鉄分が必要となります。
●トリプトファンは・・・大豆製品・バナナ・豚肉
●ビタミンB6は・・・魚・バナナ・サツマイモ
●鉄分はレバーや赤身・小松菜・ほうれん草などに含まれています。
女性の方は特に月経や産後に鉄分が不足してしまうので、意識してこの3つの成分を取り入れましょう。
コロナによって外に出る時間が減ってしまったお年寄りの方も心配ですが、最近の美白を求めて、極端に日に当たらなくなっている若い方も心配です。食欲の秋・スポーツの秋・読書や映画で感動の秋!自分の健康習慣を見直しましょう。