お酒と飲み過ぎると体が大変です!|みやざき整骨院
2023/08/20
今月のマメ知識です
お酒の飲み過ぎに気を付けましょう。
30℃を超える暑い日が続き、ついついお酒の量や飲む回数が増えていませんか?アルコールは適度な量であれば、血管の拡張・食欲増進に一役買ってくれますが、意外に消化にかかる時間と内臓にかかる負担については知っていない人が多いです。今回は飲んでからアルコールが抜けるまでの時間と内臓にかかる負担をお伝えします。
口から摂取したお酒は、胃で約20%小腸で約80%吸収され肝臓で90%以上を解毒・分解・消化して排泄されます。
20g前後の純アルコールだとお酒の量がこのようになります。
〇ビール・・・500ml
〇日本酒・・・180ml
〇焼酎・・・25度ストレートで100ml
〇ワイン・・・200ml
〇チュウハイ・・・7%で350ml
〇ウイスキー・・・60ml
この量を飲むと消化に約4.5時間はかかると言われています。もちろん性別や年齢・体重・体格・体質によって消化の時間は変わります。
更にこの量の2~3倍のお酒を毎日飲んでしまうと、ほぼ1日内臓は解毒・分解・消化をする事になり、日常の食事も同時に消化作業を行うと内臓をフル回転で活動させないといけません。そのために血液をより多く内臓に回します。そうすると筋肉には十分な栄養が届かなくなり、体の回復が遅れていきます。飲み過ぎた次の日は体がだるく感じるのは体が回復しきってないからです。更に消化が追い付かないと、腸や肝臓の機能が低下して様々な病気(脂肪肝・肝炎・肝硬変・急性膵炎・静脈瘤・心筋炎・大腿骨骨董壊死など)を発症したり、脳にも影響を与え認知機能の低下にも繋がりかねません。たかがお酒と思わずにしっかりと考えてほしいと思います。
色々と脅すような文章になってしまいましたが、楽しく飲むお酒は最高に美味しくて、ついつい飲んでしまうのも分かります。なので1週間単位で飲む量を調節するのと休肝日を心掛ければ、病気に発展するようなケースになる事は少ないと思います。自分の体調は自分で守らないといけません。上手にお酒と健康のバランスをとって、暑さを乗り越えましょう。