捻挫をしたら早めに治療をしましょう。|埼玉県春日部市内の武里にあるみやざき整骨院
2022/05/29
捻挫ってどこが痛めているの?
捻挫とは文字通り関節を捻じる事を言います。関節の周辺には関節同士がずれるのを防止する靭帯と、筋肉と骨をくっつけている靭帯・関節の潤滑油をためておく関節包・衝撃の吸収作用がある軟骨などによって守られ、筋肉の動きに合わせて関節の曲げ伸ばしや、回す動作が出来ます。
骨はとても硬いので簡単には折れませんが、無理な動きをした衝撃が関節に集まり、可動域以上の力が加わると靭帯や関節包などに損傷を与えてしまいます。
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痛めた個所は、炎症による腫れ・熱感・痛み・損傷による出血などが起こります。
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捻挫の完治は怪我の重症度よって変わります。
Ⅰ度損傷・・・靭帯を軽く伸ばした程度で、数日から2週間程度となります。
Ⅱ度損傷・・・靭帯を一部損傷し、日常生活をある程度動けるようになるには2週間から1ヶ月かかります。
Ⅲ度損傷・・・靭帯の断裂もしくは、骨折や脱臼が複合的に損傷していてほとんどが手術が必要となり1ヶ月から3ヶ月はかかります。
〇ちなみに捻挫は、基本的に関節のどこでも起こる現象です。ぎっくり腰やむち打ちなどもこれに当てはまる場合がありますが、ほとんどが関節周りの筋肉が損傷して痛みが出ている事が多いです。
怪我をした直後にした方が良いことは?
怪我をした直後は、応急処置として保護・適切な負荷・圧迫・挙上と言われるようになってきました。
◎保護・・添え木や三角巾などで動きの制限を作ります。なければタオルや衣服でも構いません。痛みの出にくい所で安静にすることが大切です。
◎適切な負荷・・これは最近言われ始めまして、前は保護と合わせて安静と言われていましたが、安静にしすぎると筋力の低下や固さが出てしまうので、状況に合わせて動かしたほうが良いとなりました。怪我した直後はしっかりと安静にしてください。
◎圧迫・・痛めた個所は腫れてきますので、きつくするのはお勧めしません。少し軽めに固定をして関節内の出血防止をしてください。
◎挙上・・心臓よりも高い位置に上げると炎症物質や細胞液が流れてくれるので過剰な腫れを防ぐことが出来ます。
以前は痛みがある時は冷やす事が1番大切でしたが、冷やす事で怪我の回復が遅れる場合もあると言われるようにもなりました。ただ痛み刺激の緩和をするには冷やすのは効果的なので、状況に合わせて行う必要はあると思います。まずは安静にしてできるだけ早く治療をすることが大切だと思います。